新たな視点をくれるインド紀行【ＪＫ、インドで常識ぶっ壊される/熊谷　はるか著】を読んで感じた事

普通のインド紀行に飽き飽きしてませんか？

インドやアジア系の紀行本といえば、危険地帯やドラッグ・買春・階級社会などが定番のテーマで、著者も男性が大半を占めていると思います。私も旅行記は好きで、今までも心に響く名作にたくさん出会っていました。

で・す・が、やはり少し新鮮味はなくなってきて、旅行記はしばらくお休みでもいいかなと思っていたところ、この本に出会って、新たな旅行記の扉が開いたと感じました‼

現役の16歳の女子高生が親の転勤でインドに移住する事になり、現地のインターナショナルスクールに通って、同級生や地域の人たちとの話を一冊の本になったのがこの【ＪＫ、インドで常識ぶっ壊される/熊谷　はるか著】[affi id=1]

まずインドのインターナショナルスクールの話を読むのが初めてで衝撃を受けました‼

陸上部に所属して、インドの街をランニングするのですが、それは衝撃の連続。サルの軍団に出会うは、肉食動物・コブラなど危険生物を見かけるはで、女子高生じゃなくても常識をぶっ壊される話の連続で、普通にカルチャーショックを受けました。

しかも言葉遣いはJKなので、ぴえん／ぱおん／とりまなどの違和感も癖になります。

もちろんドラックや差別、人身売買の話も出てくるのですが、どす黒い他人事ではなく、10代の女の子が現地で生活して、衝撃を受けて、行動していくまで話は進みますので、大人になって行く旅行とは全く話が違います。

現地のストリートチルドレンたちと、ドラッグを子供たちに近寄らせない為に行ったデモの話は、かなり心を動かされました。

傍観者にならず、バイタリティーに行動を起こせるのは、大人になった私が失っていたものかもしれません。

また、2018年からのインド移住の話なので、最新のインド事情も更新されて良かったです。（20221年にコロナと父親の転勤で日本に帰国されてます）

こちらの作品はAudibleの聴き放題の作品に含まれていますので、オーディオブックで聴くのがおすすめです。またナレーターさんもJKのイメージにピッタリな声優さんでしたので臨場感が上がりました。

是非、Audibleで【ＪＫ、インドで常識ぶっ壊される/熊谷　はるか著】[affi id=1]を楽しみましょう。