大ヒット作品【君の膵臓をたべたい】を本や映画で感動された人は大変多いと思います。
かく言う私も、オーディオブックで聴いて大泣きして、何度も聴いている大好きな作品です。
最近Audible聴き放題でリリースされた【今夜、世界からこの涙が消えても /一条 岬 (著)】を聴いて、キミスイ以上の涙がオジサンの頬を濡らしました。
恋愛×闘病はハズレなし
【世界の中心で愛を叫ぶ】【君の膵臓をたべたい】など恋愛×闘病はお決まりの組み合わせですが、
本作品も物静かな男子高校生と前向性健忘(一日しか記憶が持たず次の日には記憶がリセットされる病気)の同級生の女子が、ふとしたきっかけで交際を始め、病気の事を知った彼氏が病気の彼女の回復を願いながら交際をしていくのですが、クライマックスが凄まじく感動できます。
記憶が一日しか持たないので、朝目覚めるたびに日記で前日までの行動と彼氏の存在を知るのですが、前向性健忘は感情や身体的な記憶は残り、恋愛の記憶はなくても段々と恋愛感情が深まっていき、恋愛は順調に進んでいくかと思った矢先、彼氏に思いもよらぬことが…
これ以上書くとネタバレになるので書きませんが、最後の1時間半は涙が流れっぱなしで、体がおかしくなるかと思いました。
今を大切にする気持ちになる
私たちはいつ死んでもおかしくないし、大切な人といつも一緒にいれるとは限らない。
わかりきっている事ではありますが、日々の生活に忙殺されて忘れてしまうもの。
そんな生活に【今を大切にする】事を思い出さしてくれる、感動の一冊。
【今夜、世界からこの涙が消えても】の私の評価は…
★★★★(4.5)
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