こちらの記事を読まれている人は、村上春樹さんが大好きな人しかいないでしょう。
私もIQ84をきっかけに村上春樹さんのファンになった後発組ですが、古本屋に立ち寄ると、村上春樹さんの本を漁っていたハルキストの一人です。
最近は本を読む時間があまり取れなかったので、オーディオブックを愛用するようになりました。
しかし、去年の中頃から、アマゾンが運営するAudibleでハルキストを賑わす事態が発生しています。
聴き放題に村上春樹作品が【聴き放題に!!】大量リリースされる
あれは2022年の初夏頃に、村上春樹さんの作品がAudibleの新着聴き放題のリストに載り始めました。
上・中・下などの作品は月ごとにわけてリリースされるのですが、今ではかなりの数がリリースされている状態なので、現在(2023年2月時点)リリースされている作品をお伝えします。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下)
高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。
1Q84―BOOK1〈4月-6月〉前編
ひょっとしたら、と彼女は思う、世界は本当に終わりかけているのかもしれない。 夜空に不思議な月が浮かび、「リトル・ピープル」が棲む1Q84年の世界……深い謎をはらみながら、主人公・青豆と天吾の壮大な物語(ストーリー)が始まる。 1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。……ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれ、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。
騎士団長殺し ―第1部 顕れるイデア編(上)
久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町……。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃! 旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。
海辺のカフカ(上)(下)
「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真……。
ねじまき鳥クロニクル ―第1部 ~第3部
「人が死ぬのって、素敵よね」彼女は僕のすぐ耳もとでしゃべっていたので、その言葉はあたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。「どうして?」と僕は訊いた。娘はまるで封をするように僕の唇の上に指を一本置いた。「質問はしないで」と彼女は言った。「それから目も開けないでね。わかった?」僕は彼女の声と同じくらい小さくうなずいた。(本文より)
職業としての小説家
いま、村上春樹が語り始める――小説家は寛容な人種なのか……。村上さんは小説家になった頃を振り返り、文学賞について、オリジナリティーについて深く考えます。さて、何を書けばいいのか? どんな人物を登場させようか? 誰のために書くのか? と問いかけ、時間を味方につけて長編小説を書くこと、小説とはどこまでも個人的でフィジカルな営みなのだと具体的に語ります。小説が翻訳され、海外へ出て行って新しいフロンティアを切り拓いた体験、学校について思うこと、故・河合隼雄先生との出会いや物語論など、この本には小説家村上春樹の生きる姿勢、アイデンティティーの在り処がすべて刻印されています。生き生きと、真摯に誠実に――。
螢・納屋を焼く・その他の短編
秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった……。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。
神の子どもたちはみな踊る
1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる……。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた――。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。
東京奇譚集
肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。
辺境・近境
久しぶりにリュックを肩にかけた。「うん、これだよ、この感じなんだ」めざすはモンゴル草原、北米横断、砂埃舞うメキシコの町……。NY郊外の超豪華コッテージに圧倒され、無人の島・からす島では虫の大群の大襲撃! 旅の最後は震災に見舞われた故郷・神戸。ご存じ、写真のエイゾー君と、讃岐のディープなうどん紀行には、安西水丸画伯も飛び入り、ムラカミの旅は続きます。
Hard-Boiled Wonderland and the End of the World(世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド英語翻訳版)
Information is everything in “Hard-Boiled Wonderland”. A specialist encrypter is attacked by thugs with orders from an unknown source, is chased by invisible predators, and dates an insatiably hungry librarian who never puts on weight. In “The End of the World” a new arrival is learning his role as dream-reader. But there is something eerily disquieting about the changeless nature of the town and its fable-like inhabitants. Told in alternate chapters, the two stories converge and combine to create a novel that is surreal, beautiful, thrilling, and extraordinary.
超豪華ナレーター(声優)陣を起用
オーディオブック版の村上春樹作品をは何と言ってもナレーター陣が豪華なメンツが勢ぞろいです。
高橋 一生・杏・永山瑛太・松山 ケンイチ・藤木 直人などテレビや映画でお馴染みの俳優・女優ばかりで、聴き応えも抜群。本当に主人公にあったナレーションをされています。
声を聴く目的だけでも、作品に触れる価値ありです。
村上春樹さんの翻訳作品も多数あり
村上春樹さんと他の作家さんとの大きな違いは、村上春樹さん自身、翻訳作品も多数手がけている事。
本で買って読むまでのマニアは少ないと思いますが、オーディオブックで聴き放題でしたら、作品に触れるにも何もネックになるものはないですね。
大いなる眠り/レイモンド チャンドラー (著)
十月半ばのある日、マーロウはスターンウッド将軍の邸宅に呼び出された。将軍は、娘が賭場で作った借金をネタに、ガイガーという男に脅されているという。マーロウは男の自宅を突き止めたものの、建物の周囲を調べている間に、屋敷の中で三発の銃声が轟くのだった。探偵フィリップ・マーロウ初登場作の新訳版!
水底の女/レイモンド チャンドラー (著)
私立探偵フィリップ・マーロウは、香水会社の社長から行方知れずの妻の安否を確認してほしいと頼まれる。マーロウは妻が最後に滞在していた湖畔の町を訪れるが、そこには別の女の死体が見つかる。マーロウが探している女と何か関係が? 旧題『湖中の女』新訳版
プレイバック/レイモンド チャンドラー (著)
「こちらはクライド・アムニー、弁護士だ」午前六時半。一本の電話が私立探偵フィリップ・マーロウを眠りから覚まさせる。列車で到着するはずの女を尾行せよとの依頼。弁護士の高圧的な口調に苛立ちながらも、マーロウは駅まで出向く。しかし女には不審な男がぴったりとまとわりつき……。シリーズ最終作の新訳版
さよなら、愛しい人/レイモンド チャンドラー (著)
出所したばかりの大男へら鹿(ムース)・マロイは、八年前に別れた恋人を探して黒人街にやってきた。しかし女は見つからず激情に駆られたマロイは酒場で殺人を犯してしまう。現場に居合わせた私立探偵フィリップ・マーロウは姿を消した大男を追って、ロサンジェルスの街を彷徨う――『さらば愛しき女よ』改題。
高い窓/レイモンド チャンドラー (著)
私立探偵フィリップ・マーロウは資産家の老女に呼び出された。行方をくらませた義理の娘リンダを探してほしいとの依頼だ。極めて貴重な金貨を娘が持ち逃げしたと老女は信じているのだが……。マーロウは調査を始めるが、その行く手に待ち受けていたのは、脅迫と嘘、そして死体。シリーズ中期の傑作。待望の新訳
Audibleは初回登録の人は2ヶ月間無料
いかがでしょうか?聴きたい作品はみつかりましたでしょうか?
今Audibleは初回登録キャンペーン2ヶ月間無料なので、まだオーディオブック未体験の人は、是非この機会にオーディオブックの素晴らしさを体験して下さい。
無料期間が終わっても月会費1,500円なので、大量の読書をできると思えば、かなりの低価格です。
ぜひ、お試しください。
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