日本の長引く不景気、未だに終わらないマスク社会、窮困に拍車をかける物価高や電気代高騰。
こんな苦しい生活抜けだしたい….でも自分の力でできるのは選挙に行くことぐらいだ…
そんな風に考える人は私だけではなにのかもしれません。
しかし、若者がいくら選挙に行こうと、民主的に国民の意見を政治に取り入れようと、日本が良くなることはなさそうです。
日本・世界情勢の民主主義と大衆行動が理解できるオーディオブック、【22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる / 成田 悠輔 (著)】が衝撃的な内容だったので、私の心に響いた内容をお伝えします。
ネット選挙を取り入れようと若者は選挙に行かない
若者は選挙に行かないから、いつまで新しい流れができずに、お祖父ちゃん議員がいつまでもでかい顔ができるんだ。わたしは問題はそこだと思っていました。
しかし、若者が選挙に参加しても今の現状を強化するだけです。その理由は
- 若者の方が自民党支持率が高い
- ノルウェーのネット選挙の導入で、選挙に参加したのは、高齢者の方が多かった
- 若者は人口比率だとマイノリティーなので、現状から違う候補に投票しても、マイノリティーには変わらいない
などが挙げられます。
こんな事を聞くと、私達の現役世代は詰んだ。と感じてしまいますよね?
そこで成田先生は現状を打破するやめに、このような提言をされています。
- 人生の残り時間で選挙権のポイント数を変更する
- 子持ちの成人は、子供の分まで選挙で投票できるようにする
- 若者だけが生活する区域や独立国家をつくり、若者主体の政治をする
- 一万人規模の団体を作れば、特定の選挙区をジャックする
- 政治家を活動期限をつくる
- 政治家の給料を歩合制にする
なかなかスリリングな提案ですよね。こんな際どい提案をする成田先生が、とても好きです。
【政治家はネコになる】を根本的に理解しよう
成田先生の大炎上で【老人は切腹自○】【総理大臣は将来ネコになる】などがあります。
その【ネコの件】について本書では詳しく述べられていました。
- AIが発達すると、人間より高度で的確な判断ができるようになる
- そもそも民主主義が、経済的・スピード的に正しい判断ができていない
- 今の政治家もマスコット的要因で成り立っている
このような現状を踏まえ、ビーガン的な動物も人間のように扱う思考が高まっていくと予想され、人気者のポジションはネコに、何か責任をとって叩くときはゴキブリになるだとうという趣旨の内容です。
でもネコに責任は取れないだろ⁉
責任は誰がとるのか?そう感じる人は多いと思います。しかし、現状の政治家で責任をとってる人は皆無だと成田先生はおしゃっています。
今の政策が結果がでるのが数十年後にあり、現在の議員で現役で働いているひとは極少数だからです。
合わせて聴きたいオーディオブック
そんなAIが世の中を取り仕切る社会は不安に感じる人は多いと思います。
しかし、数十年前の人と現代人はテクノロジーの進化と共に大きく変わっています。
そんなテクノロジーと愛着障害の観点から未来を予測している【ネオサピエンス 回避型人類の登場 / 岡田 尊司 (著)】を合わせてお聴きになる事をおすすめします。
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