素晴らしく美しい愛のオーディオブックに出会いました。
ゲイの主人公が、パーソナルトレーナーのイケメン男子と、恋愛がスタートして話は進んでいくのですが、著者の高山 真 が描く世界が、純粋な家族愛・恋愛が描かれていて、初めての感覚に包まれました。是非、オーディオブックで作品に触れてほしい作品です。
エゴイスト:
14歳で母を亡くした浩輔は、同性愛者である自分を押し殺し過ごした思春期を経て、東京で暮らしていた。ある日、癌の母と暮らすトレーナーの龍太と出会う。そんな浩輔を待ち受けていた、残酷な運命とは…。
アマゾンより
今までの勝手な同性愛のイメージ
LBGT問題が浮上して、ある程度、期間は経過しましたが、まだ自分ごとにとらえている人は少数派でしょう。
私自身、【ゲイの世界=夜の世界】と思っているふしがあり、正直、偏見もあったと思います。
その理由は、自分の周りにLBGTの要素を感じることがあまりなく、職場に西成で売り専で生計を立てた人もいましたが、完全に異世界の雰囲気でした。
東南アジアを旅している時も、タイやインドネシアでニューハーフの方たちを見ることがよくありましたが、やはり【夜の街】のイメージから離れれませんでした。
そんな偏見人間の私が、すんなりとゲイカップルの恋愛が、すんなり受け入れるようになった【エゴイスト: 高山 真 (著)】は、現代に広まるべきオーディオブックだと感じます。
ゲイは乙女では無かった
大変失礼な話なのですが、ゲイの人って、兄貴タイプと乙女タイプの2種類だと思っていました。
しかし、ストーリーに登場してくるゲイの方たちは、私と変わらない、ごく普通の一般ピープルです。
そもそも、テレビや映画に出てくるゲイに人たちのイメージが強すぎるのかも知れません。
普通とは何かわかりませんが、LBGT問題って、人の持っている固定概念が作り出しているなぁ…と今は感じます。
LBGTが当たり前になる世界はくるのか?
私自身、今でもLBGTについて知らないことや、自分ごとに受け止めていないことは多くあると思います。
このオーディオブックを聴いて、表面上は理解したつもりでも、実際は他人ごとだった。と思えるようになりました。
主人公は親にゲイの事は打ち明けていないのですが、私の子供達が、仮にLBGTだったら【オープンに話してほしい】と思っています。
だって【恋愛は楽しいからするもの】であって、嫌々やっている事ではないのです。そんな楽しいんでいる事を共有して欲しいと、今は思っています。
私のLBGTの考え方を大きく変えてくれた、素晴らしく美しい愛のオーディオブック【エゴイスト: 高山 真 (著)】は、ゴリ押し作品です。
合わせて聴きたいオーディオブック
私の中でLBGTといえば、このオーディオブック【サラバ!/ 西 加奈子 (著)】です。
話しの内容はLBGTとはあまり関係しないのですが、聴き終えたら納得してもらえると思います。是非。
サラバ!/ 西 加奈子 (著)
【累計百万部突破!第152回直木賞受賞作】
アマゾンより
僕はこの世界に左足から登場した――。
圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
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