だんだん気温も温かくなって、新たな出会いと別れを繰り広げる季節「春」
そんな春の象徴する植物「桜」
日本の象徴・入学式の思い出・咲き乱れる景色。色々な素晴らしい思い出があります。
そんな桜をあまり綺麗だと思わない人たちがいます。そう…
【色覚異常(色弱)の人たちです】
日本人男性5パーセントの割合で、色覚異常を先天的に患っている人がいます。
私自身、色覚異常に数年前に気づき、色弱用補正メガネを購入して初めて、桜の美しさに気づきました。
そんな、バリバリ色覚異常者が、色弱の人たちに伝えたい事があります。
さくらは薄緑色ではなかった!?
色覚異常で分類される系統はP型・D型・T型の大きく分けて3種類ございます。
ざっくりいうと、
○P型→赤みがかって見える○D型→緑がかって見える○T型→青みがかって見える
↑のような感じになります。
詳しく知りたい人は↓のサイトをチェックしてください。

私はD型なので、全体的に緑ががって見えます。
さくらを見ていても、薄緑のぼんやりした花が咲いているだけでした。
桜シーズン終わりかけの新緑と混じった桜の花は、緑が増強され、今となっては違和感を感じるほどです。
はじめて色弱用補正メガネをかけて桜を見たときは、【絶妙な薄ピンクの花びらが舞う】光景に息をのみました。
もしかしたら、自分は色覚異常なのでは?と思った人は、下の記事を参考にしてください。

色覚異常者にとって、秋の紅葉が一番ヤバイ!

色覚異常者が初めて色弱用補正メガネを買った一年目は、新たな発見の連続になります。
冬は雪景色、春は桜、夏は花火、それぞれの季節に見どころはありますが、
色覚異常者が一番衝撃を受けるのは、秋の紅葉です。
紅葉には、黄色・赤・緑などのグラデーションが交わり、色覚異常者にとっては、識別困難です。
赤の鮮やかさと、黄色のコントラストは、自然の偉大さを感じます。
田舎の夕日に包まれた紅葉を見て、私は泣いた事があります。
そこまで感動できる秋の紅葉を、色弱用補正メガネをつけて、未体験の人に味わってほしいです。
色覚異常者だけがわかるゴッホの世界観
印象派を代表する画家ゴッホ。
死後に評価されたり、自分の耳を切り落としたり、アブサン中毒になったりと、完全に一線を逸脱した、伝説の画家ですが、もう一つ気になる噂があります…
それは、ゴッホも色覚異常だったのでは?という事です。
色覚異常じゃない人が見ると、不自然に見える描写が沢山あり、色覚異常者だけがゴッホの絵の素晴らしいさを理解出来るという説もあります。
下記のサイトで、色彩異常とゴッホの絵との関係性を、わかりやすくまとめてくれていますので、是非チェックしてみて下さい。
きっとゴッホの絵を生で見たくなると思います。
合わせて聴きたいオーディオブック
ゴッホの人生が、フィクションと合わさって構成された小説をご紹介します。
ストーリー自体が面白く、ゴッホが生きた時代の勉強にもなります。
たゆたえども沈まず/原田マハ(著)

こちらの書籍の書評は下記の記事をチェック!

誰も知らない、ゴッホの真実。
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、
商才溢れる日本人画商・林忠正。
二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。1886年、栄華を極めたパリの美術界に、
audiobook.jp
流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。
彼の名は、林忠正。
その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、
放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。
そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による
アート小説の最高傑作、誕生!
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