色弱人生35年の私は、10年前に色覚補正メガネを購入し、現在でも生活になくてはならない物となっています。
しかし、色覚補正メガネにもデメリットは存在します。
10年間、色覚補正メガネを使用して体感したデメリットを10個ご紹介します。
色覚補正メガネを購入しようか検討している人に参考になれば、幸いです。
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①値段が高い

色彩補正メガネの最大の欠点は高額なレンズ代です。
比較的お値段の安い海外製のタイプでも、3万円ほどします。
国内で一番有名なネオダルトンは10万円ぐらいするので、かなりの高額です。(私も愛用しています)
通販サイトを探すと数千円の物も見つかりますが、やはり信頼性が足りない気がします。
お試しや買い替えなどが、気軽にできない価格なのが残念です。
私が購入したネオダルトンから紹介していただいた専門家は、診療中にサンプルをつかって試着できましたので、ネオダルトンを購入できるところで相談するのもアリかもしれません。
②経年劣化が激しい
これは使用して数年たって気付いたのですが、表面の塗装が剥げてきて、そこだけ補正されなくなってしまいます。
普通のメガネレンズはヒビや破損が起きますが、色彩補正レンズはプラス塗装剥げの問題がついてきます。
大切に使用しなければなりません。
③長時間の使用ができない
普通のメガネは、長年使用すれば、だんだん慣れていき、一日中使用することができますが、色彩補正メガネは目が極端に疲れます。
反射の強い仕様になっていますので、レンズに内側も映り込み、視界の焦点が合わせづらいのも、使用して感じます。
メガネやサングラスにない独特の疲労感があると思います。
④サングラスだと誤解される

私が色覚補正メガネのデメリットを感じたのは、【サングラスをかけている】と思われる事です。
当時25歳の私は先輩に「仕事中にサングラスはかけるなよ」と、よくイジられていました。
冗談で言うのもわかるのですが、色覚補正メガネを知らない人は、案外マジで思っているかもしれません。
ミラーレンズみたいに反射するタイプので、ワイルドな人が色彩補正メガネをつけると、普通にカッコいいサングラスに見えます。
⑤科学的根拠が乏しい
以外かも知れませんが、色覚補正メガネに科学的根拠は無いみたいです。
色弱に根本的に改善する方法がなく、今はメガネぐらいしか代替品がありません。
PCモニターやスマホにそのような機能があっても良いとは思うのですが、未だにリリースはされていないです。
アプリに、色弱の見え方を体感できるものはあるみたいです。
いつか科学的に色覚補正メガネの実用性が立証されたら、保険適応になる日が来るかも知れません。
⑥本当の色彩かわからない
こちらは【⑤科学的根拠が乏しい】にも当てはまることなのですが、通常の色彩がわかる人と同じ色に見えているかわからないです。
メガネかけていると、全体にピンクがかって見えるのですが、本当に合ってる色彩なのかは疑問です。
色弱テストや、見えなかった色が識別できたり、色々なメリットがある色覚補正メガネですが、完璧に正常な色彩を表現できているとは、私は思っていません。(私にとって、色覚補正メガネはなくてはならない物ですが)
⑦購入が面倒くさい
色覚補正メガネを購入するのは、結構面倒くさいです。
海外サイトを経由するか、指定の眼鏡屋さんに買いに行く必要があります。
私の場合は、都心にある事務所まで検査を受けに行って、色覚補正レンズを購入しました。
普通のメガネを購入する手軽さとは大違いです。
色覚補正メガネの詳しい購入方法は↓の記事を見て下さい。
⑧認知度が低い
男性の20人に一人は色弱です。
なぜか、私の周りには色弱の人がよく集まってきます。本当に謎ですが。
しかし、世の中に色弱問題が話題に上がらないのは、自覚がしてる人が少ないのと、色弱に慣れすぎて普通になっている事だと思います。
私も23歳ぐらいまで「もしや?」と思っていましたが、実際にテストするまでは自覚がなかったです。
当時は調理の仕事をしており、問題が色々発生したので、色覚補正レンズを購入しましたが、世界の鮮やかさに驚きました。
でも多くの色弱の人は、色覚補正メガネを使用しません。それは、世界の美しさを未だ知らないからです。
周りの人に「もしや?」という人がいましたら、一度テストを進めて認知度アップにお力添えを、お願いします。
⑨度付きレンズがかなりダサい
視力が悪い人には悲報なのですが、度付きのメガネにするとかなりダサくなります。
昭和に流行った、サングラスのレンズを上に開くと、視力補正レンズが下にあるスタイルです。
どう表現したらいいかわかりませんが、かなり昭和感がでます。
業者さんには、開発を頑張ってほしいところです。

⑩太陽に注意

メガネもそうですが、絶対に色覚補正メガネをつけながら太陽は見てはいけません。
これは、購入時に店員さんに言われました。
一度夕日をレンズ越しに見ましたが、かなり目に刺激がありました。
運転時なども注意してください。
見た目はサングラスですが、UVカットは全くされていないです。
おわりに
いかがでしょうか?色覚補正メガネの購入を迷われている人に参考になれば幸いです。
私自身、色弱補正メガネでアート・自然・人体などの美しさを知って、世界の見え方がかわったので、色覚補正メガネのすばらしさを共有したくて記事を作成しています。
そんな色覚補正メガネデメリットを今回お伝えしましたが、本音では色覚補正メガネがない世の中は色あせたものになると思っています。
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