昨今の AI の進化は著しく、月単位で技術は急速に進化しています。「自分の仕事も AI に奪われるのではないか…」と不安を感じる人も多いのではないでしょうか。そんな先行きが不確かな将来を少しでも明確にしてくれるオーディオブックを見つけたので、ご紹介します。
この本の著者である岡田尊司さんは、「愛着障害」の書籍を多数出版されている精神科医で、【ネオサピエンス 回避型人類の登場】は、年々増え続けている回避型愛着障害を患った人たちが多数派になる将来を危惧した書籍です。
現代を見回しても、大人も子供もスマートフォンを片手にする光景が一般的で、我が家でも一人一人が異なるデバイスを使って動画やネットサービスを楽しんでいます。ChatGPTの登場やホームアシスタントシステムなどの影響で、さらにAIの重要性が生活に浸透してきており、ますます生活に欠かせないものになっています。
しかし、このような生活をしていると、人間が本来持っていた愛着が失われていき、愛着障害に陥った人が数十年後には大半を占めるようになる可能性があります。
この本の素晴らしいところは、数十年後の回避型社会の未来予想図を分かりやすく描いてくれているところです。【子育て・出産・性生活・夫婦の価値観・親子の関係性・仕事】など、現代では想像を超えるような現象を根拠をもとに説明してくれているので、納得感があります。
私自身、AIの進化で将来の仕事があるか不安でしたが、今では「もう、そんな心配をしてもどうしようもない」という気持ちになっています。そんな心配をするより、今を楽しむ方法や、家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、人間が本来持っている幸せを感じる力を保ちたいと感じています。どうせ、心配してもAIに多くの仕事は奪われるでしょう…
書籍の中で特に心に残っているのは【出産】の変化です。人工的に受精を行い、人工子宮で成長させ、帝王切開で出産するのが一般化します。赤ちゃんの脳も体も人の子宮よりも大きく成長して誕生します。その子供たちは代理母やAIに育てられ、愛着を持つことなく育ちます。しかも、生まれる前から人工的に育成されているので、脳内物質のオキシトシンが生成されなくなります。そのことにより、現代よりもさらに強固な回避型社会が形成されていくと予測されています。
ここまで来ると、「仕事が奪われる」という問題以上に、自分がどのように幸せな人生を歩むかという問題が明確になりました。将来的に残りそうな職業や、新たに生まれる職業を予想して、今から準備するのも大切ですが、それと並行して、今の生活を大切にすることが何よりも重要だと感じています。
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【世界2.0 メタバースの歩き方と創り方/佐藤 航陽 (著)】
こちらの書籍はメタバースに特化した書籍で、メタバースの「メ」すらわからない人でも理解しやすい 入門書的一冊です。
メタバースを使った遊びや生活の利用方法などを1から順に説明してくれます。また今後の流れや未来予想も書かれており、 テクノロジーの進化を文章で体感することができます。
【2050年 衝撃の未来予想 / 苫米地 英人 (著)】
脳機能科学者 苫米地英人 先生が 2050年の世界を 教えてくれる一冊です。
テクノロジー の中心人物である苫米地さんが、社会像やテクノロジーの進化、 社会構造などをリアルに描いてくれています。また、将来価値のあるものや、 生き残る仕事なども紹介されていて、かなり 実用的な本です。
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