ツイッターやブログでも何度も情報発信しているオーディオブック【宮本武蔵 / 吉川 英治 (著)】。なぜこんなに熱心に、このオーディオブックの存在を広めたいのかというと、単純に私がこの作品を【個人的に好きすぎる】からです。
私は【漫画「バガボンド」/井上雄彦】を初巻から追い続け、【井上雄彦展】にも行くほど井上アートに魅了されているほどです。
バガボンドの連載が休止され、何年も放置プレイを我慢しなければならなかったのですが、オーディオブック【宮本武蔵 / 吉川 英治 (著)】に出会った瞬間、バガボンドに対する欲求不満が一気に消えました。
さらに、漫画を改めて読むと、作品をより楽しむことができるようになり、相乗効果で二つの作品がうまく組み合わさっていると感じるのです。
それでは早速、オーディオブック【宮本武蔵 / 吉川 英治 (著)】の魅力をお伝えしたいと思います。
- 全編70時間以上の超大作
オーディオブックは1から7巻まで分割されて配信されており、全てを合わせると70時間以上の長編作品です。漫画には描かれていない詳細な場面なども多く含まれています。バガボンド自体も約40巻になる予定ですが、それ以上に長い時間を楽しむことができます。さらに、オーディオブックは小説と違い、読み終えるのが容易であり、物語が言語空間で進行するため、脳のトレーニングにもなります。
- 表現の自由に制約がない
バガボンドという漫画にも残念な描写がありますが、このオーディオブックでは漫画では表現しきれないような、よりハードな描写が見受けられます。苦手な人は避けるかもしれませんが、小説ならではの表現の制約が少なく、よりリアルに【宮本武蔵】の世界観を味わうことができます。
- 古い作品だが、今でも違和感がない
【宮本武蔵 / 吉川 英治 (著)】の初版は1989年と少し古い作品ですが、現代の私たちが聞いても全然楽しめるオーディオブックとなっています。時代背景は1600年頃の物語ですが、現代人にも受け入れやすい言語表現で描かれており、夏目漱石や太宰治を聞くよりも、より馴染みやすい表現となっています。時代物が苦手な人でも楽しめると思います。
- 江戸時代の世界を知ることができる
江戸時代には現代では考えられないような価値観や文化がたくさん存在しました。この作品では、お歯黒や追い剥ぎ、花魁などがより現実的に描かれており、歴史的な時代背景を学ぶ書籍としても優れています。江戸の街並みや食文化、人々の考え方などを聞きながら楽しむことができるでしょう。
- 話が完結している
何よりもおすすめしたいのは、この作品が【話が完結している】という点です。バガボンドが未だに我々を精神的に縛り付けているのは、やはり未完であることだと思います。井上武彦さんの描くエンディングではなくても、少なくとも心の中では【終わり】を迎えることができます。本作品のエンディングも素晴らしく、私のバガボンドへの欲求不満は解消されました。あなたもぜひこの感覚を味わってみてください。
以上が、私がオーディオブック【宮本武蔵 / 吉川 英治 (著)】を激オシする理由です。ぜひ一度体験してみて、その魅力を感じてください
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