世界のボディビルダー山岸秀匡【ハングリーな過去とステージ引退後の現在】

カツ男

筋トレ好きの皆様、こんにちは！本サイトの管理人、カツ夫です。

YouTubeでもおなじみ、ボディビルダー山岸秀匡の著書がオーディオブック化されており、素晴らしい作品になったので本作の聴きどころをお伝えしたいと思います。

【プロとしてのボディビルダーの考え】

普通に生きていれば筋トレはしても、ボディビルダーを目指すことは少ないです。

フィットネス大国アメリカでも、ボディビル大会はマイナースポーツであり、本気で世界を目指す人はごく一部です。

そんな希少なボディビルダーの中でも、世界屈指のボディビル大会【オリンピア】にも何度も出場経験があり、30年以上のキャリアを持つ山岸秀匡さんの半生を描いたのが、オーディオブック【ボディビル世界チャンピオンが伝授する筋トレは人生を変える哲学だ】です。

ボディビルを始めるまでの経緯や、それまでのスポーツ経験、現役時代の葛藤や空港で薬物関連で逮捕された真実、その後のアメリカ移住への決意、引退までの怒涛の活躍劇など、少しでも筋肉が好きな人には、興味をそそられる内容となっています。

私の中で意外だったのは、すごく真面目そうで頭の良さそうな山岸秀匡さんでも、あらゆる人生の困難や転機があり、決して才能だけではトップボディビルダーになれないということでした。

また【素晴らしい才能を持って生まれた人でも、大会に何度か出ただけで消えていく選手が多くいる】という文章が出てくるのですが、コツコツとチャレンジし続ける大事さも伝わってきます。

【 ノンリミット】を人生のテーマに掲げる山岸秀匡の人格形成は、幼少時代の家庭環境にあります。

このオーディオブックにも出てくる、高校受験で先に制服を買う話は、普通の家庭では真似をしたくてもできないような思い切った行動であり、世界を目指す人間を作る大きな要因になったと感じました。

多くの家庭で自分の子供に限界を与えてしまうような言動や行動を取ってしまうことが多いですが、このオーディオブックをきっかけに、ノンリミット思考を家族に教えることも可能だと思います。

この本で一番ためになった考えは、【他人の意見を受け入れるのはいいが、自分なりに考えて決断する】ということです。

人体はそれぞれ反応の違いがあり、同じトレーニングでも体の反応の仕方が全然違うそうです。

一般的に言われる良いトレーニング方法でも、個人個人で相性が大きく違います。また、インターネット黎明期には、筋トレ情報もあまり流通しておらず、極端なトレーニング方法や食事方法が流布されることがあり、その時代でも極端な方法は取り入れず、自分にあったトレーニング方法を模索していたそうです。

この話を聞いて私のシナプスは反応しました。

【自分で決断したことでした責任は取れない】【化学者思考で生きろ】という言葉を他のオーディオブックで聞いたことがあり、その言葉が強く頭の中で結びつきました。

特に世界のトップスポーツ選手【鈴木イチロー】【大谷翔平】【マイケルジョーダン】【本田圭佑】（敬称略）なども常識を覆すような行動や練習方法をとっており、自分の最適解を見つけ出す作業をしているとしか思えませんでした。

私は自宅トレーニング歴を3年経過してジムに最近通い出したのですが、経験や年齢でのトレーニングの心がけを学べて、明らかにトレーニングメニューやモチベーションが変化しました。

また、自分にあったトレーニング方法や食事なども研究しようという思いが高まり、新たな課題の発見にもなりました。

少しでも筋トレに興味がある人は、絶対聞いて損しない作品となっております。

私は連続で3回も聞いているぐらいハマった作品なので、興味を持たれた方は是非聞いてみてください。

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