個人事業主や会社を経営している人が恐れるもの。それは【税務署】の存在だと思います。
経理ミスや経営不振で税金が払えず滞納してしまう確率は0%とは限りません。
そんな税務署管轄の業務の中でも最も悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官です。
その特別国税徴収官(トッカン)を舞台にした本オーディオブック【トッカン】の魅力を5つご紹介したいと思いますので、ご興味を持たれた方はAudible聞き放題でぜひ作品に触れてみてください。
【トッカン―特別国税徴収官―/ 高殿 円 (著)】
① 綿密な取材を行っている
本オーディオブックの特典音声で著者の高殿さんがおっしゃっていたのですが、第一作目は取材先があまりなく自分の想像を加えて作ったが、2作目以降からは取材相手もできて、しっかりと税務署の実態を描いているそうです。
第4作まで出ている人気作品なので、少しでも現実とのズレがあれば読者から指摘を受けることもあると思います。
小説を楽しみながら、税務署の仕事を知れるのも、オーディオブックの楽しみの一つです。
② 脱税パターンが理解できる
様々な納税をしない登場人物が作品で出てきます。
税金を払えない人や、売り上げをごまかしたり、本格的な脱税スキームを使う登場人物もいます。
このオーディオブックを聞いていて「こんなに脱税の種類があるのか」と私自身,衝撃を受けました。
決して真似はしてはいけないですが、知識としてこのようなことを教えるのは、知的好奇心をかき立ててくれます。
③ 公務員の内情がわかる
メインは特別国税徴収官のストーリーになっていますが、業務としての税務署全体の動きが盛り込まれているので、公務員の目に見えない苦労を知ることができます。
公務員は「一生安泰で、税金で飯を食っていける」という社会の目があると思うのですが、このオーディオブックをきっかけに、公務員の人も一般の仕事をしている人みたいに、日々ハードな仕事をしているんだなと感じました。
他人の仕事のしんどさはなかなか理解することはできませんが、このような小説で広い目を持てるのも、人間として成長を感じれます。
④ 日本で商売をする厳しさがわかる
税金を払えない人の中にはで、本当に経営が厳しくて税金を払えない人もいます。
この第1作目は時代背景も古く、税金システムが日本に導入されて間もない時の話です。
現在の日本ではより税金の割合が上がり、日本で昔ながらの商売をするのはかなりハードだと感じます。
より良い日本を作るきっかけにするためにも、多くの人に【トッカン】に触れてもらいたいものです。
⑤ ストーリーが普通に面白い
第4作目までシリーズは作られて、映画化・漫画化もされている【トッカン】は当然、かなり面白いです。
多くの人に支持される魅力的な作品で、主人公ぐー子のナレーションもキャラにマッチしていて、オーディオブックとしての完成度もかなり高いと思います。
第4作までオーディオブックも制作されていますので、心置きなく【トッカン】にハマっちゃってください!
【トッカン】シリーズ一覧
【トッカン―特別国税徴収官―】
【トッカンvs勤労商工会】
【トッカン the3rd おばけなんてないさ】
【トッカン 徴収ロワイヤル】
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