【お笑い】と【読書】には、意外と共通する点が多くあると感じます。
例えば、「お金がかからない」「人生をかけて作り出される創作物」「人の感情を揺さぶる」など、共通点をあげるといくつもでも思いつきます。
多くのお笑い関係者が書籍を出版しており、『お笑いと書籍はかなり相性が良い』とよく感じます。
その中でも特に面白いオーディオブックとポッドキャストを、魅力と共に紹介したいと思います。
今回ご紹介する作品は、Amazonが運営するオーディオブックサービス【Audible】の聴き放題対象作品です。もしまだAudibleを利用したことがない場合は、無料期間を利用してこれらの作品を無料で視聴することが可能です。
【天才はあきらめた/山里 亮太 (著)】
山里亮太さんの著書は、彼が大女優と結婚し、朝の情報番組で司会を務める現在の成功までの道のりを描いています。
10代からお笑いを志し、そこから今に至るまでの軌跡が、コンプレックスやコンビとの関係を通じて語られます。特に、しずちゃんと出会うまでの苦悩や、パワハラ体質からの脱却、持ち前の分析能力で成長する過程が印象的です。
天才ではなくとも「努力と計算」で成功を収める姿には、大きな勇気をもらえます。
【居場所。: ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しないこと」/大﨑 洋 (著)】
吉本興業の前会長、大﨑洋さんによるこの作品は、吉本の黎明期やダウンタウンの新人時代の貴重なエピソードを含んでいます。
弱小企業だった時代の話は特に興味深く、大崎さん自身が社会人として学んだ「しないことリスト」を通じて、働く人々へのアドバイスが込められています。特に仕事や未来に不安を抱える人にとっては、大きな学びが得られる一冊です。
【火花/又吉 直樹 (著)】
200万部以上を売り上げたベストセラーであるこの作品は、ピースの又吉直樹さんによるものです。
内容は若手芸人が主人公の物語で、芸人としての生き様や苦悩、喜びが又吉さんワールドに描かれています。
読み物としても非常に完成度が高く、芸人の世界に深く潜り込んだ感じが楽しめます。
少しでも気になっている人は絶対に聞いて下さい!損はしません!
【放送室チャンネル】
ダウンタウンの松本人志さんと放送作家の高須光聖さんによるラジオ番組「放送室」のポッドキャスト版です。
長年にわたって放送されたこの番組は、コンプライアンスに縛られない時代の生々しい内容が特徴で、松本さんの尖った発言や高須さんの洞察が際立っています。
過去の放送を1話ずつスマートフォンで聞けるので、ファンにはたまらないコンテンツです。
是非、全話制覇してください!
【本ノじかん】
本好き芸人が登場するこのポッドキャストは、毎回異なるゲストを迎えて本にまつわる話を展開します。
リレー形式で1冊の作品を作る企画があり、作品が変わるごとに朗読もされるため、毎回新しい発見があります。
本の魅力を再発見できる、楽しくて知的なポッドキャストです。
【夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神/水野 敬也 (著)】
ベストセラー自己啓発書「夢をかなえるゾウ」シリーズの第2弾で、脱サラして芸人を目指す遅咲きの若手芸人とガネーシャの物語です。
ガネーシャのキャラクターが魅力的で、スベリ倒しながらも愛らしさと面白さが光ります。
夢を達成するためのヒントが随所に散りばめられているので、ストーリーを楽しむみながら、自分を成長させる考えも知ることができる一石二鳥の作品。
【菊次郎とさき /ビートたけし (著)】
ビートたけしさんの幼少期を描いたこの作品は、日本を代表するお笑い芸人の家庭環境と成長過程を垣間見ることができます。
特に父菊次郎さんとの関係やペンキ屋としての仕事のエピソードが印象的で、たけしさんの実は優しくてピュアな人間性が伝わってきます。
Netflixのドラマ「浅草キッド」のファンには特におすすめです。
【風姿花伝 /世阿弥 (著)】
日本の伝統芸能「能芸」の大家、世阿弥の作品です。
芸を極めるための見取り図として、多くの芸能人や職人に愛読されています。
芸人だけでなく、あらゆるジャンルの専門家にとっても参考になる内容が詰まっています。
【この素晴らしき世界/東野 幸治 (著)】
多くの吉本芸人のエピソードを集めた東野幸治さんのエッセイ作品です。
東野さんの話術で様々な芸人の面白いエピソードが紹介され、幅広い芸人が登場します。聞いているだけで自然と笑いがこみ上げる作品で、気軽に楽しむことができます。
私は筋トレ中に聴いて、ジムで笑いを誤魔化すのに必死になった作品です。
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