色弱人生37年目を迎え、新たな夢ができました。それは、色弱の人が普通に暮らし、色鮮やかな人生を楽しめる社会をつくることです。
私自身、色彩補正メガネを通じて新たな感動を得たり、これまで諦めていた仕事に就くことができました。とても感謝しています。しかし、その一方で偏見や差別的な発言を受けることも少なくありません。私はあまり気にしない性格ですが、思春期の子どもや、心ない言葉に傷つく人は多くいるはずです。
男性の5%が色覚異常を持っているにもかかわらず、社会的な認知度は低く、色彩補正メガネを使用している人に出会ったこともほとんどありません。私は長年飲食業で働いてきましたが、職場でも色弱の人は何人かいました。それでも、多くの人は問題として認識しておらず、色の見え方の違いが社会に広く理解されることはありませんでした。
現代の色弱補正レンズは不便すぎる
Amazonで簡単に購入できる色彩補正メガネですが、信頼できるブランドの取り扱いは少なく、中華製の格安レンズや品質に疑問が残る商品が多いのが現状です。色の識別には役立つものの、普段使いできる定番商品にはなっていません。
私が10年以上愛用しているネオ・ダルトンの色彩補正レンズは、暗くなりすぎず普段使いしやすいものの、レンズが高価すぎて気軽に買い替えられません。現在では傷だらけで見た目もみすぼらしくなっています。素晴らしい商品ではありますが、もっと手軽に購入できる価格であればと常に感じています。
さらに、どこで購入できるのか分かりづらいのも問題です。私は以前、取り扱っている眼科で購入しましたが、今ではネット上でも情報が少なく、非常に不便です。
色彩補正レンズはなくてはならないもの
仕事中に色彩補正メガネを使用していると、お客様に「サングラスをかけているのか」と勘違いされたり、同僚に笑われたりすることがあります。これは、色彩補正メガネの社会的な認知がほとんどないことが原因です。
海外大手のEnChromaのメガネは完全にサングラスのような見た目のため、日本の職場で使用するのはかなり難しく感じます。
私が目指す色彩補正レンズ
そこで、私が開発したい色彩補正レンズは以下の特徴を持つものです。
- 価格は20,000円~30,000円でレンズのみ購入可能。
- フレームは自由に選び、メガネ店で取り付けられる。
- 暗くなりすぎず、目が疲れにくい使用感。
- 普通のメガネのような自然な見た目。
- 色彩補正メガネの社会普及を目指す。
- 健常者の色覚にできるだけ近い見え方を再現。
- ネットで自分に合ったレンズを簡単に選べる仕組み。
現在、クラウドファンディングや国の助成金を活用すれば、新しい商品開発がしやすい時代になっています。私は本気でこのプロジェクトを実現させようと考えています。
賛同してくださる方は、ぜひ仲間になっていただきたいです。また、あなたの色弱体験を聞かせてもらえると、とても嬉しいです!
コメント