【Audible聴き放題対象作品】11月に聴いて良かったオーディオブック【TOP5】

おすすめオーディオブックまとめ

早くも2023年11月が終わり、今月は39本のオーディオブックを視聴することができました。

たくさんの素敵な作品や有益な良書に出会った中から、厳選した【おすすめ作品5選】をご紹介したいと思います。参考になれば幸いです。

今回ご紹介する作品は、Amazonが運営するオーディオブックサービス【Audible】の聴き放題対象作品です。もしまだAudibleを利用したことがない場合は、無料期間を利用してこれらの作品を無料で視聴することが可能です。

【店長がバカすぎて/ 早見 和真(著)】

谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。
店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる!
毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。

Amazonより

本が好きな人には絶対聴いてほしい作品です。書店員を仕事にするほど本を愛している主人公が、信頼のかけらもない店長の元で働くことになります。

店長が原因でトラブルが絶えない状態ですが、店長もまた本を愛し、本に救われてきた一面があります。

予想外の結末と、テンポの良いストーリー展開があなたを夢中にさせること間違いなしです。

もちろん登場人物は本好きが大量にいますので、『本への愛』に共感もされることでしょう。

続編もリリースされており、そちらの作品も最高でした。

【未来 / 湊 かなえ(著)】

こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、新たなる代表作の誕生!

Amazonより

文芸好きにはお馴染みの湊かなえさんの作品ですが私のようにオーディオブックしか聴かない人にもその名が知られるようになりました。

11月はAudibleで湊かなえ作品が多数リリースされ、まさに湊かなえ祭りでした。

代表作「告白」はすでにリリースされていますが、今回一気に彼女の作品に触れることで、完全なファンになりました。

作品の完成度は素晴らしく、緻密に計算されたストーリー構成が感じられます。

私にとっては、余韻を残す高級割烹料理のような文芸作品です。

【フラッパー / 松尾 諭(著)】

個性派俳優が書く、恋、恋、そしてこれは恋じゃないーー?
小学6年生の夏、マンモス団地「ニジノマチ」に引っ越した。
恋しては振られ、告白しては振られること14人。でも隣にいるあの子にだけは、告白しなかった。恋じゃないつもりだったーー
笑って泣ける、「自伝風」小説!

Amazonより

何気なくジャケットに惹かれて聴き始めた作品です。あらすじも読まずに聴き進めると、小学生の男の子が学年が上がるごとに、失恋の回数が増えていくストーリーになっています。

初めは驚きましたが、主人公の恋愛模様と若さゆえの恋心に引き込まれました。

少し切ないですが、笑いと涙で胸がいっぱいになる作品です。

同作者の『拾われた男』とリンクする部分があり、一緒に聴くとさらに楽しめます。

【すべてあなたのためだから / 武内 昌美(著)】

良子は夫と小4の娘と暮らす平凡な主婦。ある日、憧れのセレブママ友に勧められ中学受験に挑むことに。だが娘の学力が開花したがゆえに、ある悲劇を呼び寄せてしまう。暴走する母の愛をリアルに描き出した衝撃作!

Amazonより

中学校受験を控えた子供の母親が暴走する話です。

子供の受験戦争の厳しさや親同士のプライド、将来への不安など、現代の受験事情の悲観的な側面を描いています。

母親の変化が巧みに描かれ、心を深くえぐるようなリアリティがあります

愛と憎しみの境界線が表現されていると感じました。

【飛鳥クリニックは今日も雨(上)/ Z李(著)】

週刊SPA! 人気連載、待望の書籍化! 不夜城、眠らない街、東洋一の歓楽街。そんな言葉で表現される歌舞伎町の片隅で看板のない何でも屋を営むリーのもとには、昼夜を問わず厄介なトラブルが舞い込む。ポンジスキームと呼ばれる詐欺で荒稼ぎする詐欺師たち。それらを配下に収める暴力団。闇金業者に未成年売春シンジケート。彼らと激しく衝突し、時に共闘しながら時代を泳ぐリーには、忘れられない過去があった。

Amazonより

インフルエンサーであり新宿の重鎮、Z李さんが執筆した小説です。

Z李さん自身が書いたというだけでリアリティが増します。文才も非常に高く、「池袋ウエストゲートパーク」を初めて読んだ時のような興奮を覚えました。

歌舞伎町の裏社会を舞台、扱うネタも現代的で、Z李さんだからこそリアルに描ける世界観になっています。

(上)(中)(下)の三部作になっており、中・下は2024年にリリース予定です。いまから楽しみです。

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